WordPressは複雑なプログラムが相互に働きあって1つのサイトを形成しています。
そのため、トラブルが起きた時には色々なデータの取得が必要になったり、専門技術を持った人への依頼が必要になり、どうしても運用コストが上がりがちになってしまいます。

 

ここでは、普段からトラブル時に向けた備えを行うことで、いざという時の運用コストを最小に抑えるための方法を紹介していきます。

 

「万が一」に備えて定期バックアップを取っておく。

WEBサイトが何らかの理由で壊れてしまった時、バックアップを使った復旧をする必要があります。

 

今日人気のあるレンタルサーバー各社では、通常レンタルサーバーを契約すると、追加料金なしで毎日バックアップを取得してくれるサービスが付いています。

 

しかし、あくまでバックアップを取得するのが無料なだけで、いざサイトが壊れてバックアップが必要になった時は、バックアップをもらうためのお金が必要になります。

 

例えば、エックスサーバーではWordPressを復元するために必要なバックアップをもらおうとすると、1日分のバックアップで16,200円(税込:2017年4月現在)がかかります。
サイトが壊れた日付が特定できているならば前日の日付1日分のバックアップで済みますが、あまり更新頻度が高くなく、いつから壊れているのかが特定できない場合は、「多分この日かな?」という日付にあたりをつけてバックアップを取得、間違っていた場合は「じゃあ多分この日かな・・・?」といった具合に複数の日付分のバックアップが必要になることもあります。
そうなると、エックスサーバーでは下限16,200円〜上限151,200円での支払いが必要になります。

 

ここで注意してほしいのが、レンタルサーバーの自動バックアップには限りがあるということです。
サイトが壊れてから1週間〜2週間程度であれば、レンタルサーバーのバックアップでも復元できますが、それ以上の期間が経ってしまうとバックアップが存在しませんので、サイトの復元は不可能となります。

 

レンタルサーバーの自動バックアップに頼りきりになるのは、コスト面から考えても、復旧の確実性から考えても最適とは言い難いのが事実です。あくまで、最後の砦なのだと認識してもらうのがベストでしょう。

 

では、どのようにバックアップを取得するのが最適なのか。
一番良い方法は、普段から自分のサイトの更新頻度に合わせて自分自身でバックアップを取得することです。

 

WordPressでは自分のサイトを定期的に自動バックアップしてくれる「BackWPup」というプラグインが開発されています。
最初にセットアップこそ必要にはなりますが、それさえ行っておけば、あとは設定したスケジュールでWordPress復旧に必要なバックアップを自動で取得することができます。
少ない手間で無料でバックアップが取得できるのは嬉しいですよね。
また、自分のサイト運営頻度に最適なスケジュールでバックアップを取得することにより、時間が経っても確実に復旧ができる備えを持つことができるのです。
「BackWPup」プラグインのインストールからバックアップ開始までの流れは以下のページで紹介していますので、良かったら参考にしてみてください。

 

 

ページバックアップの取得を習慣化して、小規模トラブル時には自分で復元できるようにしておく

トラブル時にサイトを復元したい時、バックアップを入手したら、そのバックアップファイルを使った復旧作業が必要になります。
この復旧作業は、WEBやWordPressの仕組みについて、そしてセキュリティについて理解せずに行うと大変危険です。
そういった知識を持たない方は、知識を持つ技術者に有料で依頼する形になりますが、サイトの編集に失敗するたびに技術者への依頼をしていると、お金がいくらあっても足りませんよね。
かといって、運用コストが上がることを恐れて、サイトカスタマイズに積極的になれないと、せっかくのサイトが勿体無いです。

 

ではどうするのがおすすめなのか。

 

それは、小規模トラブル程度は自分で復元できるための備えをすることです。
そうすることで、本当にどうしようもない時(例えば天災などでサーバー会社が物理的に大きな影響を受けてしまった時、管理画面からではなくサーバーの中を直接触ってシステムを壊してしまった時、不正アクセスなどでサイトを壊されてしまった時、サイトをお引越しする時など)以外では技術者に依頼せずとも自力でサイトを復元することができます。

 

難しそうに思えるかもしれませんが、実践する内容としては非常にシンプルで簡単なものです。
以下のページでもっと詳しい方法を説明しますが、ざっくり紹介しておくと「編集前に対象ページのバックアップを取っておく」ということを習慣化します。
これを実践しておけば、たとえ自分の編集でトラブルが起きてしまっても、すぐに自力で元通りに戻すことができますので、サイト全体のバックアップを使った大掛かりな復旧作業はいらなくなります。
ぜひ参考にしてみてください。

 

 

おわりに

ここまでで、トラブル時の運用コストを下げるための2つの備えについて紹介してきました。
最後に注意してほしいのが、これはどちらか一方だけでは不十分であるということです。

 

バックアップの取得だけを行っている場合は、自力でページの復旧ができない時は技術者に依頼するしかありません。
カスタマイズに失敗する度にトラブル対応としての運用コストが加算されていきます。小規模のものであっても、回数が増えれば年単位で数十万円規模になることもあります。

 

逆に、安全な編集方法のみを実践している場合は、万が一サイト全体が壊れてしまった時はバックアップを取得の上、技術者に復旧依頼をすることになりますので、万が一のトラブル時に高額な運用コストがかかってきます。

 

バックアップの取得と安全な編集方法の両方を実践してもらうことで、小規模〜大規模なトラブル時全体の運用コストを削減することができるのです。

 

 

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