
WordPressでサイトやブログを作る際に便利なのが「プラグイン」です。
プラグインを使うことで、
WEB初心者の方でも簡単にWordPressの機能拡張を行うことができます。
かといって、プラグインは入れれば良いというものでもありません。
巷では「おすすめプラグイン50選」といった記事がありますが、
このような記事で紹介されているプラグインを
「おすすめだから、とりあえず良さそうなもの全部入れてみよう」
なんて安易に入れてしまうと、後で大変な目に逢います。
プラグインを入れすぎるデメリットが気になる方は、
以下の記事も参考にしてみてくださいね。
WEBサイトは、
運営する人、更新頻度、ターゲット層、取り扱いジャンル、コンテンツ内容、目的、etc...
といったことがサイトごとに様々です。
そうすると、運営するにあたって必要となってくる拡張機能も、
サイトごとに違ってくるのです。
私たちWEBサイトの運営者に必要なことは、
他の人の真似をするのではなく、
「他の人の事例は、
あくまでどんなプラグインがあるのかを知るための参考にし、
その上で自分のサイトにはどのプラグインが必要なのかを取捨選択する」
ということです。
ただ、やはり「サイトを運営する」上で、
全員に共通して必要な機能(プラグイン)というのは存在します。
そういったものは、
しっかりと最初にインストール・セットアップしておくことが、
WEBサイトを安全に長期間運営するにあたって重要なポイントとなります。
ここでは、WordPressをインストールする際に、
サイトの種類を問わず全員に共通する、
最初から入れておきたいプラグインについてご紹介します。
目次
検索エンジン対策
WEBでサイト運営を行う際、
絶対に行なっていきたいのが検索エンジン対策です。
あなたも、WEBでコンテンツを紹介するということは、
より多くの人に見てもらいたいという思いがあるでしょう。
それを実現するには、
質の良いコンテンツを作ることに加え、
検索エンジン対策も合わせて行う必要があるのです。
検索エンジン対策に役立つプラグインは以下の通りです。
Google XML Sitemaps
Googleサーチエンジンに、
自動でXML形式のサイトマップを送信するプラグインです。
WordPress管理画面サイドメニューの
「設定」→「XML Sitemap」から各種設定が可能です。
通常はデフォルトの設定で大丈夫です。
ただし、カスタム投稿機能を付与している場合は、
それらの記事をサイトマップに入れるように設定しておきましょう。
(チェックボックス付きのリストが表示されるので、それにチェックを入れれば完了です)
サイト表示の高速化
サイトを訪れる読者にとって、
一番のストレスとなるのが表示速度です。
表示の遅さにストレスを感じたユーザーが、
ロード中に帰ってしまうのを避けるために、
しっかりと対策をしておきましょう。
W3 Total Cache
キャッシュファイルを作り、
毎度の全読み込みを避けることで表示速度をあげることができます。
このプラグインではそのキャッシュファイルの設定を行うことができます。
このプラグインを使うにあたって、
「どういったキャッシュファイルを作るか」
を設定する必要があります。
細かい設定はサイトごとに異なりますが、
まずは以下のページで紹介している、
一般的な設定を行っておくと良いでしょう。
EWWW Image Optimizer
画像のファイルサイズを圧縮してくれるプラグインです。
ページ読み込み時に時間がかかる原因として、
画像ファイルの大きさというのは思いの外影響が大きいものです。
画像ファイルのサイズを軽量化できれば、
サイト全体の表示速度向上につながります。
また、ファイルの読み込み速度だけでなく、
サーバー上のCPU負荷軽減にもつながるので、
絶対に対策を行っておきたい重要なポイントです。
プラグインに頼らずに、
自分で画像を圧縮してアップロードするという方法でも良いのですが、
ブログなどの更新頻度が高いサイトでは、
毎回写真を手動で圧縮してアップロードするというのは非常に手間です。
このプラグインは、インストールするだけで、
アップロード時に自動で圧縮を行なってくれるので、
更新頻度が高いサイトにこそ、ぜひ使って欲しいプラグインです。
Lazy Load
ページ読み込み時に、
ページ全ての画像ファイルを一気に読み込むということは、
表示速度を落とす要因になります。
このプラグインでは、
ページ読み込み時に画像ファイルを読み込むのではなく、
ユーザーがページを読みながらスクロールをして、
画像が表示されてほしい位置に達した時点で該当する画像を読み込むように、
読み込みのタイミングをずらしてくれます。
これにより、従来のページを表示する際の読み込み負荷を分散させることができます。
Head Cleaner
javascriptやcssといった、
各種ソースを最適化してくれるプラグインです。
ソースが適切な位置でない場合は、
サイト全体の表示速度の低下につながりますので、
最適化しておくことが重要です。
ただし、ソースを自動で移動させるプラグインですので、
お使いのテーマファイルによっては、
移動させてはいけないソースも一緒に動いてしまって、
表示が崩れる場合があります。
自分のサイトに適切な設定を行いましょう。
WEBサイトの運用保守
WEBサイトは作って終わりではありません。
ここでは、運用を続ける上で必要な保守を行うためのプラグインを紹介します。
BackWPup
サイト運営で一番怖いことは、
何かしらのアクシデントでデータが破損・消失することです。
そんな時、バックアップがあれば簡単にWEBサイトを復旧することができます。
WEB運営時のバックアップの重要性について知りたい方は、
以下のページも参考にしてみてくださいね。
このプラグインでは、
設定しておいたタイミング・範囲のバックアップを自動的に取得し、
サーバー上に指定したディレクトリの中に一定期間溜め置いてくれます。
バックアップを開始するためには、
各自適切な設定を行う必要があります。
設定方法については、以下のページを参考にしてみてください。
セキュリティ対策
WEBサイトは24時間365日全世界に晒されています。
快適なサイト運営のためにも、
こまめなアップデートと出来る限りのセキュリティ対策を行っておきましょう。
サイト全体のセキュリティはサーバーに直接施すのがベストですが、
スパムコメント対策は以下のプラグインで十分な効力を発揮します。
Akismet
これは、WordPressインストール初期から入っているスパム対策プラグインです。
コメント機能を公開している場合はスパム対策は必須です。