2015年にリリースされて移行、PHP7が徐々に普及してきました。

 

 

今までは対応している環境が少なかったため、
「とりあえず様子見」の人が多かったPHP7ですが、
現在では各種レンタルサーバーでもバージョン対応が進み、
いよいよPHP5からPHP7へのバージョン移行を検討される方が増えています。

 

 

ここでは、私がPHP5からPHP7にバージョン移行した際に調べた負荷の差をご紹介していきます。

 

WordPress動作状況の比較

具体的な動作環境は、

 

  • PHP5は「PHP5.6.25」
  • PHP7は「PHP7.0.10」

 

のバージョンです。

 

 

動作状況を比較する際に使用したのは、
P3 (Plugin Performance Profiler)」というプラグインです。

 

プラグインの実行時間比較グラフ

PHP5

PHP7

比較の結果

プラグインの実行時間のグラフを見ると、
PHP5では各プラグインの処理がグラフで見て取れましたが、
PHP7に移行すると、「P3 (Plugin Performance Profiler)」のみになりました。

 

P3以外のプラグインは、動いていても実行時間が0に近いのでグラフに表示されていないのです。

 

この結果は、単純に処理速度が上がったということだけではなく、
PHP5の時はバックグラウンドで常に動いていた処理が、
PHP7では必要な時のみ呼び出されるため、
総合的な負荷が軽減したことを表しています。

 

処理のタイムライン

PHP5

PHP7

比較

処理のタイムラインを比較してみると、
「WP Core time」「Theme time」が限りなく0に近づいた (キャプチャでは見づらいですが、0のラインに重なるようにしてそれぞれのグラフがあります)
ことがわかります。

 

「WP Core time」はWordPress本体のプログラム処理のことで、
「Theme time」はテーマファイルのプログラム処理のことです。

 

これらが限りなく0に近くということは、
WordPress本体における負荷・表示速度が大幅に改善されたことを表しています。

 

あとは、使用しているプラグインに左右されますので、
更に早く表示したい人はプラグインを厳選するなどの対策を行うと良いでしょう。

 

その他各種情報

PHP5

PHP7

比較

全体的に表示速度は速くなり、
実行プログラム数も大幅に減ったことが見て取れます。

 

表示時間でいうと、本体プログラムの読み込みがほぼ0秒となっています。

 

また、PHPのプログラム実行数と使用メモリ量も大幅に改善されていることがわかります。

 

まとめ

結果的に、PHP5からPHP7の移行はパフォーマンス改善に非常に役立ったと言えます。

 

 

今回比較を行ったサイトでは、
もともとパフォーマンス改善として、

 

  • キャッシュプラグイン「W3 Total Cache」導入
  • js,cssプログラム整理プラグイン「Head Cleaner」導入
  • CDNの設定(CloudFlare)
  • 画像ファイルサイズの圧縮

 

もされていました。

 

 

しかし、それでも表示速度を調べて見るとB判定であり、
ちょこちょことテーマファイル本体の改善を重ねるものの、
なかなかB判定を抜け出せない状況にあるサイトでした。

 

 

 

しかし、今回PHPのバージョンをPHP5からPHP7へ移行したところ、負荷状況が大いに改善されました。

 

 

負荷状況が改善すれば表示速度も改善します。

 

 

実際に表示速度を調べてみると、
ついにA判定まで改善することができました。

 

 

上のキャプチャと下のキャプチャの間に行ったことは、
PHP5からPHP7へのバージョン移行のみです。

 

 

PHPのバージョンの違いだけでもこれだけの違いが出るということです。
驚きの結果ですね。

 

 

WordPressのサイト運営を行っていて、
パフォーマンス改善に悩んでいる方は、
ぜひ一度PHPのバージョンアップを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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