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WordPressでは、サーバー上に構築された1つのWordPressシステムに対して複数のサイト運営ができる「マルチサイト」と呼ばれる機能が付いています。

 

マルチサイトについての詳しい内容が知りたい方は、以下のページも参考にして見てください。

 

1つのWordPressで複数サイトを運営する「マルチサイト化」について

 

ここでは、実際にWordPressサイトをマルチサイト化するための7つの手順について見ていきましょう。

 

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マルチサイト機能を使う前の準備

【STEP1】ルートドメインにWordPressをインストールする

まずは、ルートドメインにWordPressをインストールしましょう。

 

すでにサイトをお持ちの方は、その環境でマルチサイト化を行いますので次の【STEP2】へ進みましょう。

 

WordPressのインストールの方法には以下の2通りの方法があります。

 

  • レンタルサーバーに付与されている自動インストール機能を使う方法
  • 一つずつ手動で設定を行なっていく方法

 

です。

 

しかし、自動インストールはセキュリティに脆弱で運用リスクが高くなります。

 

一方、手動でのインストールの場合、最初のインストールの時にしかできない設定に対してもセキュリティ対策を行いながらセットアップができるので、圧倒的に手動でのインストールがおすすめです。

 

サーバー構成やWordPress構成、コマンドの知識がある方はご自身でサーバー上にWordPress環境を手動インストールすると良いでしょう。

 

あまりWEBに詳しくない方は、イニシャルコストはかかりますが、今後の運用のことを考えると必要なことですので、知識がある技術者に依頼して、しっかりと最初の土台となるシステム環境にセキュリティ対策を施しておきましょう

 

【STEP2】各種バックアップを取得する

もしマルチサイト化に失敗した時に元の状態に戻せるように、現状のバックアップをとっておきましょう

 

取得するバックアップの内容としては、サーバー内のファイル構造データベースの内容になります。

 

これらのバックアップを取る際、通常はサーバーから直接取得するものなのですが、サーバーやWEB構造に詳しくない方は、プラグインでバックアップを自動取得するやり方がおすすめです。

 

プラグインの導入と使い方については以下の記事を参考にしてください。

 

WordPressでプラグインを使った定期自動バックアップを開始する手順

 

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マルチサイト機能を有効にする

【STEP3】wp-config.phpを編集する

【STEP1】でルートドメインにWordPress環境がインストールされています。

 

このWordPressをマルチサイト化するためには、構成ファイルの「wp-config.png」に設定を追記する必要があります。

 

このファイルを編集するためには、FTPクライアントソフトを使ってサーバーにアクセスします。

 

WordPressインストールディレクトリ直下の「wp-config.php」を探し、右クリックで編集を選択します。

 

 

FTPでサーバーにアクセスする方法がわからない、という方は以下の記事を参考にしてくださいね。

 

「FileZilla」を使ってサーバーにFTPファイル転送を行う手順

 

開かれたファイルの中に、「/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */」という記述があります。

 

 

この記述の前に、以下の文字列を追記しましょう。

 

 

【STEP4】管理画面で「ネットワークの設置」設定を行う

【STEP3】でファイルを編集すると、WordPressの管理画面サイドメニューの「ツール」→「サイトネットワークの設定」が表示されるようになります。

 

これをクリックし、マルチサイト化のセットアップ画面へ移動します。

 

 

「サイトネットワークの設定」が表示されないという場合は、ブラウザをリロードして見ましょう。
それでも表示されない場合は、【STEP3】の記述が間違っている可能性があるので、今一度見直してみましょう。

 

サイトネットワークを有効にすると、プラグインが動いている場合、プラグインを無効化にするように指示がありますので、一旦すべてのプラグインの動作を停止します。

 

 

サイト名と管理者のメールアドレスを入力し、インストールを行います。

 

 

【STEP5】「wp-config.php」と「.htaccess」を編集する

【STEP4】でインストールを行うと、「wp-config.php」と「.htaccess」にそれぞれ追記するプログラムが表示されるようになります。

 

これを、サーバー上の各ファイルに内容をコピーして貼り付けます。

 

「wp-config.php」へ貼り付ける内容の中で、以下のようなコードがあります。

 

 

>

この記述は、サブドメイン型の場合はtrueで、サブディレクトリ型の場合はfalseを設定しましょう。

 

 

サブドメイン型の場合の記述

サブディレクトリ型の場合の記述

 

また「.htaccess」への記述ですが、導入していたプラグインやテーマファイルの影響を受けて自動で「.htaccess」が書き換えられていた場合、管理画面で表示された内容をただコピーするだけでは不十分な場合があります。

 

内容に応じてカスタマイズするのがベストですが、専門知識がないと難しいため、一般的にうまく導入できるプログラムを以下に紹介しておきます。

 

もし、管理画面に表示されたプログラムをコピーしてもうまくいかないという場合は、以下のプログラムで一度お試しください。

 

汎用性が高いマルチサイト化適用プログラム

 

【STEP6】再度ログインを行う

以上の設定が完了したら、一度WordPressをログアウトして再度ログインしましょう。

 

設定が正常に行えていた場合、ページ上部のWordPressメニューバーに「参加サイト」という子サイトごとに管理画面を切り替えられるメニューが表示されています。

 

 

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【STEP7】マルチサイト機能で子サイトを作成する

WordPressで子サイトを作る場合は、以下の記事を参考にしてください。

 

WordPressのマルチサイトで子サイト・ユーザーを追加する方法

 

【応用編】マルチサイト機能で子サイト同士の記事を相互表示する

WordPressで子サイト同士の記事を相互表示したい場合は、以下の記事を参考にしてください。

 

マルチサイト化した複数のサイト間で、相互に記事を取得する方法

 

 

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