
サイトの表示を高速化させたい時、
CDNサービスを使うと効果が期待できます。
ここでは、CDNサービスとして有名かつ無料での利用が可能な「CloudFlare」の導入時に行なった手順を備忘録として残していきます。
目次
CDNとは
CDNは、コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(Contents Delivery Network)の略称です。
WEBサイトを表示したり、WEBコンテンツをアップロード・ダウンロードする際に、アクセス元から見て一番距離が近いサーバーを自動で検知し、最適化されたネットワークで配信を行うことによって高速化を実現しています。
CloudFlareについて
CloudFlareは、CDNを利用するためのサービスです。
有料版と無料版がありますが、無料版でも十分な高速化を実現してくれます。
まずは無料版からの導入がおすすめです。
CloudFlareの導入手順
CloudFlareのアカウントを作る
まずは、CloudFlareのアカウントを作ります。
以下のページでメールアドレスと希望パスワードを入力し、
「Criate Account」でアカウントが生成されます。
外部ページCloudFlareのサインアップページ
導入するWEBサイトのURLを入力する
アカウントができたら、次はサイトの設定をしていきます。
CloudFlareを導入したいサイトのURLを入力しましょう。
この時、CDNの設定はドメイン単位ごとに行うことに注意しましょう。
ルートドメインのURLを入力し、
「Scan DNS Records」をクリックします。
例:https://subdomain.rmtmhome.com→×
https://rmtmhome.com→○
DNDレコードのスキャンを待つ
先ほどの画面で「Scan DNS Records」をクリックすると、
入力したドメインが保有しているDNSレコード読み込みが始まります。
しばらく待って、読み込みが完了したら「Continue」をクリックします。
DNSレコードを確認する
表示されたDNSの一覧を確認します。
ドメインに対して、
読みに行くサーバーのIPアドレスが正しいかどうかを再度確認しておきましょう。
サーバーのIPアドレスは、
レンタルサーバーの場合はサーバーパネル(サーバーによって名称が異なります)の管理画面から確認することができます。
また、
レンタルサーバーの管理画面上でサブドメインごとに個別DNS設定を行なっている場合は、それらのDNSレコードは自動で読み取ることができません。
読み取れるのは、あくまでドメイン全体に適用されているDNSレコードの一覧です。
サブドメイン個別でDNS設定をしている場合は、管理画面などからDNS情報を個別に確認し、CloudFlareに新しいDNSレコードとして追加する必要があります。
CloudFlareの契約プランを選択する
DNSレコードの設定が完了したら、次は契約プランを選択します。
最初は無料プランで良いでしょう。
ドメインのDNS設定を変更する
最後に、このような画面が表示されます。
左側に表示されているのが現在ドメインに対して設定されているDNS設定であり、それを右の内容に書き換えるように、という指示になります。
ドメインパネルからDNSの変更を行い、「Continue」をクリックしましょう。
ステータスを確認する
すべての設定が完了すると、このような画面が表示されます。
ステータスがアクティブになっていれば、正しく設定が完了したということになります。
DNSの切り替えが反映されるには数時間〜1日程度かかることがあります。
切り替えが完了した時間帯にサイトを表示してみて、
問題なく表示されればすべての設定完了となります。
DNSエラーで表示されない時は設定を見直しましょう。
このような画面が表示される場合には、
うまく情報が設定されていないか、
CloudFlareが変更したDNSの情報を読めなかったことが考えられます。
今一度設定情報を見直し、問題ないようでしたら「Recheck Nameserver」をクリックしましょう。